1、2が良くて3にも期待していたけれど、3は正直よくわからなかった。1、2では意味のあった性描写が3では必要が強く感じられなかった。救いたい、という思いは共通だけれど、そのために抱くという過程が3ではしっかりと書かれていない感じがした。「霧の中のエリカ」は読んでいて事件と傷が強く伝わってきて読むのが辛いけれど、その後の展開が無理があるように思えた。「天使の階段」は今までとは違う救い方だったせいかもあるけれど、性描写と話のつながりがよく見えなかった。終わり方はさすがというくらい綺麗だったが。
- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/11/28
- メディア: 単行本
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