三連休の後遺症はモラトリアム

三連休が明けた朝、なんだか悲しい気持ちに包まれて布団の上でぼーっとしていた。
土日月と続いた楽しい時間がここで一旦途切れてしまうせいなのかも。また社会に出て本当の自分を隠して真面目ぶる平日を過ごそうとしているからこういう気持ちになるのかな。
そういう意味では家で過ごしている間はそんな気持ちにはならないので、幸いなことに自分のホームではアウェイではなくホームだと感じられているのだと思う。


そんな気持ちに頭から肩あたりまでしっとり包まれている中朝の散歩をした。
風景を見て深呼吸をすると、少しだけ包んでいた雰囲気が薄れていく。こういうのを気持ちが楽になるというのかな。


娘から昨日学んだ空を見上げるということもしてみた。
じーっというか、ぼーっとというか、立ち止まってしばらくうろこ雲を見ていた。今日は昨日のような強い風はないので雲が動くことはほとんどなかったけど、太陽が昇ることで雲の色の変化を楽しめた。
初めは真っ赤な色をした雲が、5分も経たないうちにざらめのような少し落ち着いた色に変わっていくのを見るのは驚きだった。僅かな間に同じ場所の景色が変わっていく。
きっと毎日こんな変化をしていたのだろうけど、じっくり雲だけを見るということはなかったので見逃していたんだと思う。そういえばランニングでもツーリングでも動いちゃうなら、ずっと同じ景色を見るということはしていないもんな。


6時近くなるともうすっかり空は青く、雲は白くなっていて、さっきまでの赤の変化はもう見られない。ふふふ、貴重なものを見たぞ、ただただ空を見るという贅沢な時間を過ごしたぞ。


さて、気分転換もできたしこれで三連休明け頑張るぞ!……とはならないけど、まー無理に気分を上げすぎずぼちぼちやるか。
やっぱりこういう自宅付近のいい雰囲気を感じながら日中過ごしたいのよね。それが一番自分らしく生きられる気がするの。