私小説の最新作。今回は2015年の、作家になった現代の北町貫多が描かれている。
う、うーん、作家になった現在の生活もいいんだけど、やっぱり北町貫多は10代の頃か、日雇い労働でトラブル続きだった若い頃がいい。満たされぬ、暗い中をじっと見つめ続け、そして爆発する野獣のような北町貫多が読みたい。もちろん秋恵ものも絡めた話が良い。まだ出尽くしていないならそのあたりがぜひ読みたい。
- 作者: 西村賢太
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2017/02/28
- メディア: 単行本
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