ずっと気になっていた事件

何の罪もない女性と赤ちゃんを殺害して、犯行当時少年だからという理由で死刑は回避され、無期懲役になりそうだとわかってきたら拘置所仲間に「7年そこそこで地上にひょっこり芽を出す」「犬がある日かわいい犬と出合った、そのままやっちゃった。これは罪でしょうか」という内容の手紙を送り、さらに遺族に対し「調子に乗っている」という発言をした者を「少年」として扱っていいのだろうか。それ以前に人とは思えない。ひどすぎる。
差し戻しになり死刑になりそうになると途端に「反省している」「生きて償いたい」と命乞いをし、「甘えたい気持ちで抱きついた」「紐は蝶々結びにしたから殺意はなかった」「死後に姦淫したのは生き返らせるため」「遺体を押し入れに隠したのはドラえもんが何とかしてくれると思った」と供述し始める。弁護団もアホとしか思えない行動に出るし、人間の醜い部分がどんどん出てきた。この発言の数々を聞いて納得する人がいるだろうか。怒りしか出てこない。関係のない自分がこう思うくらいだから本村さんの気持ちは計り知れない。
被害者はどんなに生きたかっただろう。新しい家庭を築き、子どもが生まれ、これから先のことを見ていたのに。被害者のことを思うと本当に辛い。「死刑を免れるための虚偽の供述」「反省していない」という判決の判断は至極妥当だと思う。
BPOが感情的だと言おうが、私はこの事件は感情でしか考えられない。死刑以外考えられない。命を奪って、命を奪われた者と遺族を愚弄し自分は命乞いをする者がいる。そんな奴を許せるわけがない。絶対に許せない。法律や裁判はよくわからないが、これを死刑にしないなんて考えられない。少年だから死刑にならないとか、複数人の殺人でないと死刑にならないとかいう理由がわからない。なぜ何の罪もない人の命より殺意をもって殺人を犯した人の命のほうが救われるのだろう。
9年間遺族の本村さんは戦ってきた。少年だから無期と言われようが、被告から侮辱されようが、弁護団から荒唐無稽な説を展開されようが耐えて自分の意見を主張し戦ってきた。ここで一つの答えが出たのだから、早く最高裁判決を出してほしい。