ずれ

"100"と言われてミリセックかマイクロセックなのか、"100"と言われてそれがヘキサなのかデシマルなのか、ビットなのかバイトなのか、などなどいろいろな人と話していると単位の大切さに気付く。話している人と単位が合わないと話がずれるずれる。
話が合っても分野が違うとちょっとしたことが理解し合えなかったりする。割り算で'/'使うなんて考えられないといってシフトやマスクで説明してもどうもピンとこないらしい。絶対に処理速いといってもそもそも割り算を/以外使うことが理解できないと言われた。逆もそうで、よくこんな形状が閃いて、しかも無駄なくシンプルに作り上げているなあと言うとこうこうこうで、こうだからこれが一番合理的でしかも簡単なんだよ、と言われる。う〜ん、ピンとこない。すごいのはなんとなくわかるがそこに至るまでの思考の過程がよくわからない。専門にしている方からしたら「当たり前」のことがまるで手品のように思える。
こういうずれはなるべく少ないほうがいい。しかし本当のディープな部分は餅は餅屋だし、自分の領域を持ちつつそこを完全に知りえることは難しいので、お互いの部分が重なるところはしっかりと知らないといけないと思う。そこで単位とか基礎的なところがジワリと効いてくる。単位は当たり前すぎるとして、他もわからないと話が理解できないし主張ができない。
まあそんなまとまりのない考えをだらだらと流しながら、とにかく自分のことだけじゃなく他方のこともわからないと全然同じフィールドに立てないよなあと思っちゃう。もちろん技術だけではなく、経済のほうの数字の知識や外国語も知らないとフィールドは広がらない。お駄賃いただいている以上いつまでも求めているのは恥ずかしいので自分で動かないといけない。そんなこんなでシステムや制御やメカや回路や経済や英語や妖怪の本を気分読みしている。一番読んでいて楽しいのが経済と妖怪の本という一般的には典型的な文系人間。そもそも文系・理系と分けることがおかしいんだけど。
知識を得たら実践、反省、反復。いつになっても基礎は大事でずれは修正していく。ん?なんだか部活やっているみたいだ。