『続弾!問題な日本語―何が気になる?どうして気になる?』を読んだ

日本語ブームもだいぶ落ち着いた感じがするも、「他人の言葉遣いが気になるけれど自分の日本語に自信がない」と8割の人が思っている現代。
前書に続き身近な「問題な日本語」を取り上げている。それらを、どこがどう問題なのかきちんとわかりやすく説明している。「何か気になる」という疑問をしっかり解決してくれる。
「千円からお預かりします」「故障中」「足元がおぼつきません」といった間違った日本語として定番のものから若者言葉まで広く取り上げられている。他にも「万事休すvs万事窮す」「願わくばvs願わくは」などどっちか考えてしまう小問題も欄外にある。
個人的には「ら抜き言葉」「さ入れ言葉」が気になる。特にら抜き言葉の「見れる」「出れる」は一番使われているけど一番気になる。「見れる」は年齢に関係なく使われていて定着している感じがするけれど、見たり聞いたりするたびに違和感を覚える。
それと文章での「い抜き」も気になる。話し言葉では問題ないが、文章ではきちんとしたい。手紙はもちろんメールでも「い」は入れるようにしている。「今飲んでる」ではなく「今飲んでいる」と書かないと何か気になる。
結構日本語には気をつけているつもりだったけど、読み終えて自分の日本語が不安になった。本書で取り上げられている間違いをいくつか使っていた。「三タテ」は完全に三連勝の意味でも使っていた。
日本語が好きだしとても美しいと思う。大切にしたい。日本語大好き。

続弾!問題な日本語―何が気になる?どうして気になる?

続弾!問題な日本語―何が気になる?どうして気になる?