2006-12-28から1日間の記事一覧

『姫君』を読んだ

山田詠美にハマりそう。5つのうち「検温」「フィエスタ」はどうもわからなかったけれど、「MENU」「姫君」「シャンプー」はど真ん中。この恋愛ストレートとひねくれストレートとねじれストレートがズバンと入ってきた。 特に「姫君」は最高。MはSの気持ち…

『続弾!問題な日本語―何が気になる?どうして気になる?』を読んだ

日本語ブームもだいぶ落ち着いた感じがするも、「他人の言葉遣いが気になるけれど自分の日本語に自信がない」と8割の人が思っている現代。 前書に続き身近な「問題な日本語」を取り上げている。それらを、どこがどう問題なのかきちんとわかりやすく説明して…

『色彩の息子』を読んだ

12の短編が鮮やかな12色で色付けられている。ただしその鮮やかさには毒がたっぷりと塗りこまれている。山田詠美氏こわっと思うとともにひかれていく。書くほうがストレートに主張してくるから読むほうも受け入れる、受け入れないをはっきりしなければいけな…

『カカシの夏休み』を読んだ

重かった。「カカシの夏休み」「ライオン先生」「未来」のどれも重かった。しかし読んで本当によかった。どこかでいつも思っている、だけどうまく言葉にできない、そんなもやもやがこれを読んで抜けていった。 「ライオン先生」でライオン先生が言う 「親や…