『永遠の出口』を読んだ

少女紀子の小学校三年生から高校卒業までの話。
どの章もとても面白い。そして他の登場人物もとても魅力的に書かれている。章を進むごとに紀子の成長と変わっていく気持ちが身近に伝わってくる。性別は違うけど、自分の小学校時代、中学校時代、高校時代と重ね合わせながら読んでしまう。「ああ、確かにこんな感情抱いたことあるなあ」と思いながら紀子の成長を読んでいく。
ラストの9章とエピローグがとてもよくまとまっていて、笑顔で読み終えた。
心の中を爽やかな風が通っていく読後感。よかった。

永遠の出口 (集英社文庫(日本))

永遠の出口 (集英社文庫(日本))