お前はお前を愛せ

人のことなんてどうでもいい、自分大好きな生き方だけど、相談されるとやっぱり相手の気持ちになってしまう。まだまだだ。「いつも悩みがないね」と言われるのに悩みを相談されてしまう。
人のこととはいえやっぱりものすごく考えてしまう。ただ、常に思うのが「共感はできるけど同化はできない」ということ。だから結局最後は自分で考えて自分で決断しないといけない。いろいろなことを考え、いろいろな人の話を聞き、いろいろな意見を受け入れることはとてもいいことだと思うけど、最後は自分で「こうだ」と思って決めないといけない。
もし人の意見を聞いて「それでいい」と思い、将来その選択を後悔することになると「あの人がこう言ったからこうしたのに間違いだった」と他人のせいにしてしまう。「それでいい」だと自分の考えが入っていない。人の意見を聞いていいなと思ったら、必ず最後に「こういう意見もあることを知った。だから『自分は』こうする」と自分で考えて決断する必要があると思う。
「自分が一番いいと思うこと」を選択すればいいと思う。極端な話他人がどうなろうと自分がよければそれでいい、というような考えでもいいと思う。自分のことを主に考えないといつまで経っても軸の考えがブレて決断できない。「自分が一番かわいい」という思いで決断をくだすことが大切だと思うし、その結果大抵の場合他の人にもいい影響を及ぼすと思う。
何かについて悩み、何かについて決断を下さなければならない時、いつも作家・曽野綾子さんの
「人生において何が正しいかなんて誰にもわからないのだから自分の思うとおりに進んでその結果を他人の責任にしないことが大切ではないかと思う」
という言葉を思い出す。
「汝隣人を愛せ」という言葉があるけどやっぱり「汝汝を愛せ」だと思う。お前はお前を愛せ、それでいいと思う。