素晴らしきかな、このバカ。
節約しなきゃと思いつつもどうしても欲しくなって買ってしまった。『紙プロ』掲載時に読んだことがあったが、改めてこれだけの量で載せられていると面白い。前身誌『Rintama』は読んだことがなかったので人生相談は初めて読んだ。他にもいろいろな企画が詰まっていて充実している。
爆笑に次ぐ爆笑。本当に大笑いした。「トンパチ」という言葉は本当に破壊王にふさわしい。誰にもマネできない、マネしたくない。正に不世出の人物、レスラー。読んでいるこっちが恥ずかしくなる。伝説のコラコラ問答も字起こしして完全掲載。
そして読み終わった後やっぱりさみしさが体の中を通り抜ける。最後のほうに破壊王を語るという構成になっていて、それを読んで終わりになっていくので最後にパタンと本を閉じる時に「ふ〜」となってしまう。でもその閉じる時の最後のページがまた破壊王らしい。最後のページまで破壊王らしい。しっかりと笑った。
とにかく面白い一冊。間違いなく買いの一冊。
・とにかく下ネタ大好き破壊王
・ノゲイラ(ブラジル出身)に「お前はマルシアを知ってる?」と突然聞く破壊王
・ノゲイラ「ハシモトさんからはすごくカリスマ性を感じますね」に対し「カリスマなんてとんでもない。オレはカリクビしか感じないよ」と答える破壊王
・スズメを撃ち落として他の選手に無理矢理食べさせる破壊王
・ファンだった中山美穂が田原俊彦と熱愛騒動が起こった時に激怒しライガーに田原俊彦の似顔絵を描かせて足で踏みつけ憂さ晴らしする破壊王
・徳山大会のマイクアピールで「徳島いくぞーっ!」と叫ぶ破壊王
・『星の金貨』にハマった時、最終回で酒井法子が死んだことに激怒してかずみ夫人(当時)に「お前、テレビ局に抗議の電話せぇ!なんでのりピー殺すんやぁ!!」とまくしたてる破壊王
これ以外にも笑えるエピソードはめちゃくちゃある。プロレスファン、橋本ファンならお買い得な一冊。なんでこんなに早く死んじゃうんだよ。
- 作者: 『紙のプロレス』特別編集
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2005/10/11
- メディア: 単行本
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