冬の香り、夕方

最近、夕方4時の空気が冬の匂いになっている。ツンとした雑味のない、素直な空気が入ってくる。さみしいけれどどこか懐かしい匂い。


この時間を過ぎると明るさが一気に減ってくる。4時半のチャイム放送の時間にはもう夜が顔を出してきている。そこからはもうただただ気温が下がり優しさのない鋭い匂いになる。そして翌朝6時過ぎまで真っ暗が続く。


こんな変化を感じながら、冬もそれなりにぼちぼちと楽しんでいる。晴れた冬の日の朝の弱いぽかぽか陽気と、夕方4時の空気の匂いが最近は大好き。こんな小さい幸せを感じながら、静かに春を待ちたい。
穏やかに、過ごしたい、冬も。