不可逆

上の子の歯磨きで仕上げ磨きをしていると、最近泣けてくる。そこはこらえて泣かないようにしているけれど、泣きそうになるんだよなあ。


乳歯が抜けてきて、そして永久歯が生えてきている。そんな歯を見ながら仕上げ磨きをしていると、「ああ、この子は成長しているんだな」と感じて泣けてくる。いずれ全て永久歯に生え変わり、そしてもう乳歯はなくなる。考えや行動ももっと成長して、いずれ父のことなんて求めなくなるだろう。もちろんその時はもう仕上げ磨きなんて必要とせず、自分で歯磨きを完璧にやれるようになっているんだろう。


表現は変だけれど、「不可逆な成長」を感じると、そのもう戻らないことが嬉しい反面悲しくて、泣けてくる。成長することは嬉しいことなんだけれど、もうよちよち歩きや乳歯全開の歯並びには戻らない。


成長は嬉しいんだけど、悲しくもある。