この前早朝ランニングしていたら、バス停に設置されていた椅子にに座るおじいさんがいた。
椅子の横には自転車があった。おじいさんの軽く顔を見たところ具合が悪く座っている感じではなかったので、早朝に体力作りで自転車を漕いで、一休みで椅子に座っていたのかな。
じろじろ見たつもりはなかったけれど、近付いてくる人が気になったのか、おじいさんと目が合った。
一瞬のことだったと思うけれど、目と目で「おはようございます」を言い合った気がした。そしてほぼ同時にぺこりとお辞儀。こちらは頭に手ぬぐいを巻いていたので、帽子被ったままの挨拶のようで失礼かなと思ったけれど、走っていたのでそのまま通り過ぎてしまった。
なんのことはない、朝通り過ぎる人と無言で挨拶をしただけなんだけど、ほんの一瞬のことがなんだか印象に残っている。周りに誰もいない静かな朝の出来事が特別な感じにさせたのかな。
あの後おじいさんまた自転車に乗って帰れたかな。まだ5時前なので日差しはそれほど強くなかったので大丈夫だったはず。家に帰ったら冷たいもの飲んだかな。
無言ですれ違った人のことを想像する、早朝には不思議な力があるなあ。次は手ぬぐい取ろう。