聴き継がれてほしい曲

先週の桑田さんのラジオで50年前の1973年の邦楽特集をやっていた。その中でちあきなおみの「喝采」が取り上げられていた(1972年発売だけど)。


元々昔の桑田さんのラジオでこれを取り上げた時に好きになったけれど、今聴いてもやっぱりいい。メロディに加えて歌詞の内容がとても沁みる。
冒頭の「いつものように幕が開き」から最後の「それでもわたしは今日も恋の歌うたってる」までの流れの間にある悲しい出来事、そしてこの曲のタイトルが「喝采」ということ、トータルで完成されていると感じる。


こういうのを普遍というのかなと勝手に思っている。50年前の曲のにはっきりと伝わってくる。10代の頃に初めて聴いた時から沁みるし、今もより深く入ってくる。4分弱のこの曲を何度も聴きたくなる。
今の若い人も「喝采」を聴いて同じ思いになるのかな。なってくれたらいいな。いつまでも聴き継がれる曲であってほしい。