『小説 疾風伝説 特攻の拓 Version30』を読んだ

GWに飲んだ時にふとしたことから特攻の拓の武丸の「”待”ってたぜェ!!この”瞬間”をよォ!!」の話題になり、「また特攻の拓読みたいなあ」と思うようになった。
そしてその後調べて見ると、なんと最近漫画版の続きの小説のVersion30(30巻)が出ている!読みたい気持ちがある時に最新巻の情報が入ったらそりゃ買って読むしか無い。
小説のため一切絵はないけど、それでもあの「特攻の拓」の感じは非常によく出ている。一話が本当に漫画の一話と同じようなテンポ、量なので、まるで漫画単行本を読んでいるような気持ちになる。乱校の、横須賀の、横浜の、湘南の、彼らが漫画の頃と変わらずに出てくる、暴れる。現実の世界の珍走団はただただ迷惑だけど、漫画の世界の彼らは最高に魅力的、ゴキゲンだ。
漫画同様に話はなかなか進まないけれど、それもまた魅力の一つ。あー決着がつかないんだろうな、と思いつつその中で書かれる主張と力が面白い。一体鰐淵の引退集会はいつになったら書かれるのか。


本当は漫画で特攻の拓のVersion28/29/30、そしてその続きを描いてもらいたいけど、不可能ならこの小説形式で今後も出し続けてもらいたい。特攻の拓やっぱり面白いなあ。