『小説 疾風伝説 特攻の拓 Version31』『小説 疾風伝説 特攻の拓 Version32 完結編』を読んだ

特攻の拓遂に完結!
マンガは27巻までで、以降は恐らく原作と作画の関係で小説になってしまったけど、それでもあの特攻の拓が遂に完結した。


夜叉神の鰐淵の引退集会を中心に描かれ、そこにこれまで小説で作成中だった炎の水牛が登場し、族の関係では来栖に慈頭に那智に八尋に武丸に龍也に風神雷神に……と、もう横浜・横須賀・湘南の族の大乱闘スマッシュブラザーズX状態でムチャクチャのムッチャクチャ。


もはや特攻の拓の様式美といってもいい決着の付かない頭同士のタイマンは今回も健在だけど、ここまで読んできたらそれすら楽しめてしまう。それでも鰐淵引退集会としてはきちんとまとめられたし、作中散々語られてきたスピードの向こう側についても一応全貌が明らかにされていて、終着点は見つけられている。最後の拓に関しての様々な語り口はさすがにスケールでかすぎだけど。


遂に特攻の拓が完結した。これが高校1年の僅かな間の出来事だと考えるとあまりにも濃密だ。こんな生活していたら単車と命がいくつあっても足りないな。
現実ではこんなことをしてはいけません!


小説 疾風伝説 特攻の拓 Version31 (NOVELヤンマガKC)

小説 疾風伝説 特攻の拓 Version31 (NOVELヤンマガKC)