プッツン

ようやく昨日大きなのが一つ片付いたと思ったらすぐに次がブッコまれる。しかも”緊急”。「今まで終わるの待っていたんだから今度はこれ頼むよ」と言われた時に怒りを通り越してがっくし来た。そして体の内から聞こえた「プッツン」という音。やる気の糸が切れた。


プッツン来たらもう何も気にすることはない。急に呆けた状態になり弛緩。緊張感なんてない、今すぐやることなんてない、じゃあ帰ろう。
そのまま帰って日が暮れるまでランニング。汗かいてきつかったけど気持ちよかった〜こういう気持ちいい汗かきたかった!段々と日が暮れ、夕焼けに体を包まれてそして完全に夜になる。ずっと海眺めながら走っていたので波の音が心地よかった。
空を見て、波を見て、遠くの島を見て、と嗚呼なんて自然は素晴らしいんだと改めて感動した。室内にこもりっきりの残業だらけの毎日だと、こんな風景はもとより日が暮れたのにも気付かない。日は暮れるということ、日が暮れたら灯りのない海辺は真っ暗になること、こんな当たり前のことすら忘れている今の生活ってなんだろうと思った。


責任感がない、逃げ出したと思われたっていい。今日は走りたかった、自然を見たかった、好きに過ごしたかった。