嫌だけど、面倒くさいけど飛び出そう

自分は面倒くさがり屋だ。あー面倒だなーと思うことが多々ある。それだけに外に出るなんて自分にとってはかなりハードルが高い出来事だ。
それなのにツーリングに行ったりランニングしたりしている。自分でもこれは不思議だと思う。なんでだろうね。


なんでだろうね、で止めずに少し考えてみると、面倒だという思いの先にもっと楽しいことがあるというのを片隅で知っているからじゃないかと思う。
面倒だ、面倒だ、面倒なんだけど、そこを超えると楽しいことが待っている。


ツーリングなんて出るまでが面倒の連続。前の日から天気予報をチェックして、当日は暑くなる前に早起きして、車と違い軽装はできないのできちんとプロテクター入りの長袖ジャケットを着て、ライディングシューズを履き、ヘルメットを被り、グローブを着けて、チェーンロック、バイクカバーを外して出発。文字にしてみると改めて出発までの工程が多い。あー面倒だなー。
それでも走り始めるとそれまでの面倒な気分は全て吹き飛ぶ。準備きっちりしたから快適に走れる。安全運転で楽しい、楽しい、楽しいと高揚感が止まらなくなる。見る景色、感じる風全てに心が揺さぶられる。あー面倒の先に楽しいことがあるんだなーと実感する。


走るのも面倒の連続。こちらも天気と暑さを気にしないといけない。ランニングウェアに着替えないといけないし、念の為出発前の水分補給も必要。ランニングとはいえ怪我がないようにストレッチをして、ランニングシューズを履いて出発。ランニングの場合、さらに走る前に「走るの疲れるなーしんどいなー」というとてつもない負の感情が襲ってきて、「あれ、足痛いかも」「あれ、頭痛いかも」とちょっとした気のせいすら走らない理由にしようとしてしまう。
それでも走り始めると吹き飛ぶ。ツーリングほど一瞬で吹き飛ぶことはなく、段々と苦痛から楽しみに変わってくる。汗に比例してテンションもあがってくる。あー走っている、面白いなー体動かしているよーと気持ちよくさえなってくる。


他にも掃除や洗濯といったことも当てはまる気がする。これはどちらも綺麗にするという気持ちよさがその先に待っているかな。
面倒の先にある楽しさ、気持ちよさ、充実感を一度でも知ると、面倒だなーで終わらずにその先に行けると思う。そして日常生活が楽しくなる。
嫌だけど、面倒くさいけど飛び出すっていうのが大事、そう思っちゃう。嗚呼この文章書くのも面倒だった。