『ビブリア古書堂の事件手帖 (6) 〜栞子さんと巡るさだめ〜』を読んだ

今回は太宰治にまつわる3話。タイトルとなる本の詳細な深堀りが最初の頃とは薄くなっている感じがするが、それでもへぇ〜そうなのかと感心することが度々あった。
ストーリーのほうは前作ラストのドキッとする手紙からの続き。今作はそれの謎解きが全てで、登場人物も最初からほぼ固まったままだった。広がりが少しなくなったのと謎解きの意外性が薄れてきたのが残念だったけれど、栞子さん大輔くんの進展ありとそれぞれの家族のルーツが見えてきたのでよし。
あとがきに書いていたが、次かその次でビブリアシリーズも終わりとのこと。最後まで楽しみに読んでいきたい。