『ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~』を読んだ

今回も本に絡んだ人模様の事件の数々。安定の面白さだった。江ノ島〜大船〜鎌倉の風景がさらりとうまく描写されているのも好き。
第二話のブラック・ジャックは読んでいる時に、自分が子供の頃実家にあった文庫版を読んでその後いとこの家でコミックス版を読んで「なんで順番が違うんだろう」と不思議に思った気持ちが蘇った。
今作でビブリアシリーズも終わりかな、という雰囲気に包まれていたけれど、エピローグで起こった事件でもう少し続くんだなと思わせた。ある意味今回で明確な答えは出たので、あとはエピローグの事件と親子関係がこれからの焦点になるのかな。