『人形館の殺人』を読んだ

人形館、中村青司、島田潔という館シリーズの要素勢ぞろい。人間の心の深い部分、記憶と現在の事件が並行して流れていき結末へ向かう。
と、思っていたが読み終わってみると全く別の姿が現われていた。あれ?こうなの?という驚き。う〜ん、期待していた館シリーズとは異なっていたので、驚きというか正直なところちょっとがっかりした。館に絡む過去と現在の謎を名探偵島田潔はどうやって解き、見えなかった姿を見せるのだろうと思っていたが…こういう表現もあるのか。

人形館の殺人 (講談社文庫)

人形館の殺人 (講談社文庫)