『オレたち花のバブル組』を読んだ

半沢直樹シリーズ第二弾。
いやあ、面白かった!今回も痛快、爽快!不正や貶めに屈せず倍返しにする姿はもちろん、疎開やナルセン破綻など絶体絶命の場面でも諦めず突き進む半沢の姿は読んでいて気持ちいい。
また、ホテル再建に奔走する半沢だけではなく、出向先でもがき苦しみながらも昔の自分を取り戻していく近藤についても深く書かれているのがよかった。終盤、家族など守るもののために保身を選択した近藤に対する半沢の優しさにはぐっときた。
ただ、最後に次長ですら組織の駒として扱われるのか、という会社の残酷な一面も見せられた。
こんなに面白かったらもちろん第三弾の『ロスジェネの逆襲』も読む。と、いうか買った。次の場での半沢直樹の活躍が楽しみでしょうがない。

オレたち花のバブル組 (文春文庫)

オレたち花のバブル組 (文春文庫)