『ロスジェネの逆襲』を読んだ

半沢直樹第三弾。
前作のホテル再建で敵を作り、駒扱いされ遂に飛ばされる。しかし出向先でも目の前の仕事に一生懸命取り組むのが半沢直樹
今回はIT企業。元の東京中央銀行の証券営業部のアドバイザー横取り、買収合戦、ホワイトナイト……。そこに真っ向から向かう半沢直樹、そして半沢をいい思いばかりしたバブル世代と冷ややかな目で見るロスジェネ世代の森下。「バブル世代はこれだから」という森下の見方を、真摯に取り組む姿勢で変えていく半沢。それは森下だけではなく企業の社長でさえも。
やられたらやり返す倍返しは今回も健在。リークやゴマすりでいい思いをしようとする者、粉飾で会社をいいように見せようとする者、そいつら全てを徹底的にやり込める。たまらん!痛快さは過去最高かも。
特にラストの敵の処遇と半沢の処遇は最高。こればかりは最初から読まないと感じられないカタルシス

ロスジェネの逆襲

ロスジェネの逆襲