『眠りの森』を読んだ

一見一緒の部屋にいたバレリーナの正当防衛で済みそうな事件。
しかし正当防衛かはっきりしない状況と次に起こる事件でますます全体像が見えなくなっていく。こんなの単純な事件じゃないかと思って読んでいったらどんどん真相がわからなくなっていった。バレエという世界が見せる思いと感情が物盗りの犯行を悲しい事件に変えた。
加賀恭一郎シリーズは最初と最新作しか読んだことがなかったが、気になったので他も読もうと思い今作を読んだ。しばらくは加賀刑事に魅了されたい。

眠りの森 (講談社文庫)

眠りの森 (講談社文庫)