『トリックロジック』最終話解決!

「完全無欠のアリバイ」というタイトルどおり本当に容疑者全員にアリバイが成立していて全然わからなかった。それぞれの時間を書いて整理して考えるも、「待てよ、でも犯人は嘘をついている可能性があるんだからこれは違うのかな」などと謎が謎を呼ぶ状態。
最終的にヒントになったのは調書の「問い」そのものだった。わかると一気にわかるのがトリックロジックの面白さだ。いやー、そりゃ完全無欠のアリバイだ。
芳川樹の二つの事件の真相もわかったし、完結した。途中「10話で終わるのはもったいない」と思っていたけど、全話終わった今となってはちょうどいい感じがした。次作が出るならヒラメキをもうちょっと出やすくしてほしいかな。「トリックはわかっているのにヒラメキが出ない。こんなワードとくっついてヒラメキになるのか」ということがしばしばあった。ここだけちょっと気になった。
有名作家の作品をただ読むだけではなくナゾとヒラメキを出しながら解けるというのはゲームとしてとても楽しかった。
「切断された五つの首」が一番面白かった。まさか切断された理由が「あんなこと」だなんて。