あの日から13年、三沢光晴

今日は三沢光晴の命日。あの日から13年。
昨日は武藤敬司が引退を表明した。川田、蝶野の実質リタイアも考慮すると全日本の四天王、新日本の闘魂三銃士がいよいよ全員リングを降りることになった。ちびっ子の頃に初めて見たあの衝撃と興奮の時代が確実に終わる。


四天王、闘魂三銃士の中でも一番好きだった三沢。もし生きていれば59歳、5日後の6月18日には還暦になっていた。さすがに2022年まで現役はしていなかったと思う。それくらい全身ボロボロだった。
それでも最後まで戦い続けていた。ちびっ子の頃に見た三沢は団体が変わり社長という立場が付いてかなり苦しそうだったけどいつも戦っていた。肉体も精神も限界を遥かに凌駕していた三沢に何度勇気をもらい何度頑張ろうと思えたことか。今こうしてなんとか頑張っていられるものの要素の一つに、確実に三沢光晴がいる。


亡くなった今でも過去の試合や言葉を見て、そしてスパルタンXを聴いて勇気をもらい、頑張ろうと思っている。
忘れないことが三沢光晴という稀代のプロレスラーがいたことをずっと残していけることだと思うし、忘れないことで自分もまだまだ頑張れる。


ありがとう、三沢光晴。今年も思うけど、三沢の引退後の姿が見たかった。還暦を迎えて祝われた時に、グフフというあの照れを口元に少し出す笑顔になったのだろうか。
三沢光晴という天才かつスーパーヒーローを今年も忘れない。