武藤敬司引退

昨日の試合で武藤が引退した。会場には行けず、ネットニュースとノア公式チャンネルで試合の一部を見るだけだったけど、武藤敬司という天才の最後を知った、見た。亡き三沢のエメラルドフロウジョン、橋本の袈裟切りチョップとDDTを使ったところに恐らく全観客、視聴者がグッときたと思う。


内藤との試合で終わりのはずが、まさかその後に蝶野とも試合をしたようで(蝶野が口を開けて一番驚いていた気がする)、本当に燃え尽きた感じがした。デビュー戦の相手の蝶野とどうしても、少しでも試合したかったんだろうな。暗い燃え尽きではなく、明るい燃え尽きに見えた。シャイニングケンカキックを食らった武藤の表情が満足げに見えた。
ずっと膝はボロボロだった中、よく60までやったと思う。膝が悪くても上半身は60と思えない隆々としたもので、プロレスラーとしてトレーニングを欠かしていなかったのだと思う。


ちびっ子の自分がプロレス見始めた時には闘魂三銃士が全盛期で、武藤含めて夢中になっていた。世の中には本当に超人がいるんだと思った。
闘魂三銃士と四天王のうち、引退はしていないけど実質引退状態の蝶野と川田を除くと、武藤引退によりこれで全員リングを下りたことになる。自分が見始めた頃のスターが全員去った。彼らの全盛期を初めての経験で見られた自分は幸せだったと思う。闘魂三銃士と四天王の時代が完全に終わった。
それでもプロレスは続く。この先のレスラーに武藤、いや闘魂三銃士と四天王の残した情熱が引き継がれてほしい。


武藤さんお疲れさまでした。プロレスLOVEありがとうございました。