同じ曲でも今聞くと違う

チューリップの『虹とスニーカーの頃』の歌詞、「わがままは 男の罪 それを許さないのは 女の罪」が子どもの頃はずっと逆だと思っていた。
「いやいや、わがままを言うのは女性でしょ、そしてそれを許さなくて甘いのが男の弱さ、罪でしょ」と思っていた。


それが大人になって歳や経験を重ねてくるとわかる。なんとなく、まだひよっこ洟垂れだけど、こういうことなのかな、と。
大人の男は自分や周りが変わっていっても自分を下手に貫いてわがままでい続ける。(別に許す必要は必ずしもないと思うけど)大人の女性はそれを許さずきちんと変わっていく現実を見て進んでほしいと思う。勝手にそう解釈してしまった。
この歌詞、すごく単純によく言われる言葉に置き換えると、「男はいくつになっても子ども」ってことなのかな。


虹とスニーカーの頃の自分の解釈でいくと、桑田さんの『がらくた』に収録されている『春まだ遠く』の歌詞もわかる気がする。
「「いつまでも若く 無邪気に生きようよ」 女はその言葉が我慢出来ないのさ」
きっとこの歌詞(歌)を子どもの頃に聞いたら「なんでだよ!励ましあってしかも若く無邪気でこれからもいようよなんて素晴らしいのに!なんで我慢できないとか思っちゃうんだよ!」と感じていたと思う。
そうなのよね、男は「いつまでも若く 無邪気に生きようよ」なんて言っちゃうのよね。悪気なく、だからと言って嘘でもなく、素直にそう思っているんだけどね。でもね、でもね。


歳を重ねると昔聞いていた曲が違うものに聞こえてくる。この体験が非常に今自分の中で興味深い。もっと子どもの頃聞いていた曲をいろいろ聞きなおそうかなと真剣に考えている。そのための時間をなんとか捻出しないと。捻出するだけじゃなく、じっくり聞ける気持ちにもしないと。


それにしても、わがままは男の罪だ。そして簡単に『春まだ遠く』みたいなこと言っちゃう。わかっているけど、そう思っちゃう。