“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!?ふざけるな!!(埼玉ネタバレあり)

令和初のサザンのライブ!良かった!最高!サザンの40年がぎっしりみっちり詰まったライブだった!


一曲目から意外性があって、おーこんな登場なのかと一気に惹き付けられ、それから2曲目3曲目と「えっ、こんなに贅沢にスタートからこの曲使っちゃっていいの?」という感じで贅沢な戸惑いがあった。ちなみに、一曲目はバラードではないのに、40年過ぎた今のサザンに会えたということで泣きそうになった。


セットリストは昨年の40周年キックオフライブと被っている曲がガクンと減り、昨年の焼き直しじゃないよ、これがサザンからファンへの40年の感謝の気持ちだよというのが伝わってきた。ファンであればあるほど楽しめ、広く、でも深く味わい深いセットリストだった。過去と現在を行き交うというよりは、「80年代のサザンのライブは、90年代のそれはこういう感じだったのかな」と感じさせる構成と演出だった。
最近やっていなかった曲をふんだんに入れてくれて、子どもの頃からのファンとしては心の奥に柔らかくでも熱く入ってきた。しばらくお休みだったさくらや世に万葉の曲たちがイキイキと躍動していて本当に嬉しかった。


最近の曲だと30周年ライブの時しかやられなかったI AM YOUR SINGERをアンコールでやってくれたのがすごく嬉しかった。一度サザンの屋号をファンに預ける、無期限活動休止の際の曲だから桑田さんは複雑な気持ちだったかもしれないけど、この曲はファンへの気持ち、感謝、涙見せずに微笑みでまた逢おうという、サザン王道の明るい曲調で悲しみを歌うという曲で大好きだったので、10年ぶりにライブで聴けて本当に、本当に感激した。感謝を言いたいのはこっちのほう。


あの曲も聴きたかったというのもいっぱいあったけど、それを挙げたら今回のセトリにさらに10曲以上足さないといけないのでそれは贅沢な願いだった。だからといって今回のセトリが物足りないなんてことはなかった。むしろよくこの曲チョイスしてくれたとバンザイしたいくらい。


大団円の旅姿六人衆ならぬ旅姿四十周年は、渚園のライブ以来だったと思う。
沁みる、年を重ねたサザンが演奏することに沁みるし、サザンと共に歳を重ねた今の自分だから沁みるところもあった。忘れずに、また次に向けて頑張らないと。


生きていてよかった、もっと人生を鮮やかに楽しく生きようと改めて思えたライブだった。本当にこんな素晴らしいライブ楽しんだら後はもうひたすら明るく前向きに生きていくしかないって!
見てくれが悪いんだからアホ丸出しでこれからもふざけるぞ!!!
ありがとうサザン!!!