取締役からさらにステップアップして常務。
低人件費を求めて中国に進出した企業が直面する壁に加え、反日運動も重なりなかなか難しい舵取りを迫られている。それでも飄々と仕事の波の中を進む島耕作はかっけえ。
さらにもう一つの人口超大国のインドにも舞台は広がって、日本がインド進出を重視していなかった間に中韓に一気に工場もブランドも抜かれてしまったというのは現実の世界と強くリンクしている。10年以上前にここまで気付いている作者と島耕作はすごいが、現実はそれから10年以上経ってさらに苦しいところになっている。
そんな風に仕事をしっかりしつつ、常務になってもしっかりと抱く。会社やプライベートでいろいろな出会いと別れがある中、島耕作は50半ばを過ぎてもしっかりと抱き、そして仕事で成果を出していく。
すごいなあ。
- 作者: 弘兼憲史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/07/22
- メディア: コミック
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