そういえばトリカブト事件なんてのが遥か前にあったなあと思いつつ読んだ。
事件の真相は中盤辺りの不自然な描写で大体わかっちゃうので驚きの結末は待っていないけれど、最初から最後まで流れるまどろんだ空気感は、読んでいて幻惑されるような感じがしていい。
変にトリックは、これが怪しい、とか思わずに素直に読むのが一番良い読み方な気がした。
- 作者: 折原一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/11/07
- メディア: 文庫
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そういえばトリカブト事件なんてのが遥か前にあったなあと思いつつ読んだ。
事件の真相は中盤辺りの不自然な描写で大体わかっちゃうので驚きの結末は待っていないけれど、最初から最後まで流れるまどろんだ空気感は、読んでいて幻惑されるような感じがしていい。
変にトリックは、これが怪しい、とか思わずに素直に読むのが一番良い読み方な気がした。