夏の残骸(ココリコ田中の妻風)

夜の虫の鳴き声の変わりようや、口の中まで入り込むような熱気のない夜の帰り道の空気から、まだ暑いけど確実に夏は終わりつつあり、秋が目を覚ましてきているんだなと思う。
ひと夏の経験や失敗、目標達成や新しいことの発見、古いことの整理など、この夏にしたことあったことは誰にでもいっぱいあると思う。そしてその夏が終わろうとしている時に残っている、次の秋に持っていけないものが、夏の残骸。
切なくて持っていたくない、でも捨てることはできない、それが夏の残骸。日中のギラギラした日差しの下では眩しくて見えない、むしろ眩しいと思って目を逸らしている、でも暗くなるとそれが眩しくてよく見えて、それが余計夏の切なさを感じさせる、それが夏の残骸。


あ、自分の夏の残骸って、お盆の長距離ツーリングの時に買った週刊プレイボーイNo.34/35合併号のことっす。なぜかあの時異常に魅力的に見えて買っちゃって、まだ捨てずに部屋に置いてあるんだよなあ。表紙見るだけでなぜか田舎道が浮かぶという不思議。そして表紙見るだけでムラムラしてしまう。


こんなクソみたいな動機の夏の残骸はいいとして、あなたの今年の夏の残骸は何ですか?