『星のかけら』を読んだ

いじめられっ子、いじめっ子、いじめっ子にくっつく子、いじめられっ子をほっとけない子、みんなちょっとしたことで一緒になれる。それなのにうまくいかない。そんな子どもたちを星のかけら、交通事故の時に飛び散った車のガラスのかけらが結ぶ。
雑誌『小学六年生』に連載された作品だけど、大人が読んでも全然問題ない。大人が読んでも共感できて、一歩踏み出せるちょっとした力をもらえる。
今を変えたいけれどちょっとした勇気が出せない、そんな子どもたちがこの本に出会えたらどんなにいいことだろう。本屋にこの文庫がそっと置いてあって、もし手に取る子どもがいたら、きっと変わると思う。

星のかけら (新潮文庫)

星のかけら (新潮文庫)