金曜ロードショー『着信アリ』を見た

学校で
俺「今日夜『着信アリ』見る?」
友達「あ〜あれね〜俺前見たよ〜×××が×××で最後×××が×××だよね〜?」
俺「あ・・・」
友達「え・・・・・ごめん」
というネタバレをされたのに見てしまった。
しかも『着信アリ』のCM中に9時半から録画していた『笑金』を見るというアンバランスっぷり。CM中に怖さと真逆のものを見るから怖さが繋がらない。
やっぱりホラーのネタバレはきつい。最後こうなると思って見ていくと途中の過程なんてどうでもよくなってくる。
お化けは世の中で一番かくれんぼがうまいんじゃないか。
ネタバレなしでもこれはあまり怖くなかったんじゃないかと思った。2はどうなんだろう。


来週は『火垂るの墓』だ。
初めに見たのはちっちゃい時でよくわからなかった。
次に見た時は衝撃的すぎて声が出なかった。あまりにも残酷だった。私が戦争は絶対にいけないと思ったのはこの映画と広島の原爆投下後の現場・被爆者の写真を見て被爆者がその時の状況を語った番組を見た時だった。地獄絵図、そして地獄とはこのことかと思った。
三度目以降は目をそらしてしまいそうになりながらも毎回見ている。そして悲しくて残酷で泣いてしまう。どんなことをしてでも生きようとする姿勢。それでも無力。なのに無邪気。なんで死なないといけなかったんだろう。見終わった後に何も言えなくなってしまう。
おふくろから聞いた話だが、海軍で結構上の地位だった祖父は、戦争が終わり帰って来てから絶対に戦争の話をしなかったそうだ。確かに私も母方の祖母から戦争の話を聞いたことがあるが祖父からは聞いたことがない。本当は戦争の体験を語り継いでいかなければならないのだろうが、それすらも拒むほどの体験をしたらしい。
今年で終戦還暦。直接戦争を体験した人はどんどん亡くなっていき、私を含め戦争を体験していない人がどんどん増えている。でも絶対に忘れてはいけない出来事だと思う。
絶対に毎年この時期にやってほしい映画。