たとえ冷蔵庫の中に何もなくても俺には米がある

一人暮らし始めた最初の頃が一番豪華な食生活だったと思う。
今は帰りに焼肉屋の前を通る時に思いっきり匂いを嗅ぐのが習慣。
今月は春到来桜満開ということでいろいろな集まりでの飲みや、将来的にも使い続けるものを厳選して買ったがそれでも一冊の値段が高い教科書、自炊200円ルールを欲に負けて度々オーバーしたせいでキツキツ。
バイトは始めたばかりで今月すぐにバイト代入ることはないし、いろいろと別荘の仕事を任されて、これ以上の定常的なバイトは入れられそうにない。入れられるのは単発のみ。
進学と新年度ということで奨学金の入るのが遅くなり、仕送りいらないと言ったのに早くも親から借りてしまった。情けない。今は奨学金振り込まれていたのでなんとか返したが。来月以降節約の意識をもっと高めないと。
結局一番最初に切り詰められるのが食費。最近は米、米、米。筋トレしているが、重要なタンパク質が納豆ご飯の納豆と、卵かけご飯の卵、味噌汁の味噌しかない。そのため筋トレ後の回復が遅い。米があるから食事抜きにはなっていないが、栄養はだいぶ偏っていると思う。
前に金欠による栄養失調で倒れた学生がいたと先生から話を聞いた。倒れた時に床に頭ぶつけて救急車で運ばれたらしい。お金のある人が大学に行っているわけではないのだ。
まあ自分がやりたいことのためにこっちの道を選んだのだから贅沢なんて考えてはいけない。この生活で当たり前なのだ。好きなことをするには犠牲が伴う。多少苦しいぶんしっかりと自分の好きなことを追求したい。
世の22歳といえば就職して親に仕送りしているくらいだ。仕送りせずに親に学費払ってもらっている私は甘ちゃんだ。というか申し訳なく思う。
キツキツといっても娯楽は十分にある。まだ読んでいない小説やレンタルして見る映画、何度聞いても飽きない音楽、文化的には満足だ。今日は昼飯を米のみにして浮かせて映画レンタルしてきた。レンタル代200円以上の価値があればいいが。