早く、早く

帰省している時に親と子育ての話をちょっとして、普段は21時までに寝せたいから毎日夕方以降は全て早くやろうとしているという話をしたところ、自分たちもそうだったと言っていた。


うちの親も共働きだったけれど、当時は「早く、早く」が口癖で、仕事から帰ってきたら風呂もご飯もとにかく早くやって早く寝せようとしていたらしい。しっかりいっぱい寝ないと子どもは育たないという思いがあったようでそうしていたらしいけれど、自分としてはそんなに急かされた記憶はない。だから急かされるなあとか早く寝ろと言われて他のことできなくてさみしかったなあという思いもない。でも、そうやって早く寝る生活を過ごせたおかげか、健康に子ども時代を過ごせて今もなんとかやっていられると思う。勉強しろとも言われなかったけれど、風呂入ってご飯食べたらそら勉強する時間なんてないよなあと思う。あまり覚えていないけれど、宿題とかは親が帰ってくる前の鍵っ子の時間に適当に済ませていた気がする。だから親に勉強しろと言われたり勉強見てもらった記憶もないけれど、おかげで大学まで行かせてもらうことができた。


普段子どもに早く風呂入ろう、早くご飯作らないと、ご飯終わったら早く歯磨きしないとという接し方をしていて、勉強やその他の余裕ある時間の過ごし方ができていないのが最近の悩みというか申し訳ないという気持ちだったけれど、自分の親、共働きの大先輩もそうだったんだと思うと少し気持ちが軽くなった。子どもたちにはできる限り嫌な思いはさせないと誓いつつ、今の「早く、早く」な生活が続きそうだな、でもなんとかなりそうだな。
離れていても、子育てを助けてもらった気持ちになった。ありがとう。