記憶とは、思い出とは

子どもの成長はすごいなと思う。楽譜読めないのに耳で覚えたのか、いろいろな曲を音階を歌いつつメロディオンで弾ける。ほぉ~一体どうやって理解して弾いているのか、本当に不思議かつすごい。他にも、夏のプールのこともまるでその場のリプレイのように詳細を話したりもする。劇をやってもしっかりとそれぞれの場面のセリフと動きを覚えている。


一方、去年の保育園の先生の話をするとさっぱり覚えていないということも普通にある。一年前のことは大体覚えていない。うーん、この記憶力の差はなんなんだろう。今を一生懸命に生きているからある程度の過去はバッサリと切っているのだろうか。


まあ、でも、幼児の記憶なんてそんなもんなのかな。自分のことを思い返すと、自分の保育園の友だちは誰一人覚えていない……きっと自分が園児だった頃は我が子のように毎日友だちといっぱい遊んでいたはずなのに。
そう考えると、今一生懸命友だちと仲良くしている我が子も、もう少し大きくなったらその時の記憶を全て忘れちゃうのかな。そう考えると寂しい。それが成長なのかもしれないけれど。せめて親は幼児の頃こんな日々を過ごしていたんだよと話してあげられる状態でいたい。


とにかく遊べ。