『Gスピリッツ Vol.64』を読んだ

今回の特集は“王道”全日本プロレス。王道といえばジャイアント馬場だけど、馬場だけではなく鶴田、三沢と馬場の全盛期以外の時代も取り上げてくれて、三沢時代から見始めた者としては完全に歴史の教科書とはなっていなくて嬉しかった。さらにテーマ曲の特集もしてくれて、SUNRISE、J、スパルタンXオリンピアなどなど全日本プロレスでの名テーマ曲が頭の中で流れながら読み進められた。


その他の連載の昭和・新日本プロレス繁盛記は今回で最終回だったけれど、最後まで面白かった。昭和の時代はレスラーもスタッフも無茶苦茶だったんだなあ、でも全員が本気で熱かったんだなあと活字からも伝わってきた。本気の汗をかいた人はいつまでも本気で振り返り語れる。


最後のページの格闘写真美術館は今回は猪木の先日の青森のお墓建立式の移動の際の一枚。もう数年前の元気ですかー!とリングで声を張り上げる姿を再び見るのは難しいのかなと思う反面、闘魂はまだ燃えているのだと感じさせる視線の一枚だった。猪木がいる世界が一日でも長く続いてほしい。