合掌

ジャイアント馬場夫人の元子さんが亡くなった。選手ではないけれど、また昭和プロレスの火が一つ消えた気がする。


元子さんといえば馬場さん亡き後の三沢体制との衝突による全日分裂、ノア誕生の経緯から(加えて私が三沢ファン)、どうしても馬場さん以外のレスラーを押さえつけ現場無視して進めたという悪いイメージがあるけれど、あれから18年近く経ち、全日もノアも関係するレスラーも当時とはだいぶ変わった今となっては、気持ちも収まりただただ冥福を祈りたい気持ちになる。


馬場さんが亡くなった後の東京ドームでの”引退興行”で元子さんが馬場さんの大きなシューズをリングに上げた姿は今でも強烈に覚えている。世界のジャイアント馬場の夫人として、馬場正平の妻としての両方の姿があの時に表れていた気がする。


昭和プロレスについてはこれからもこういう別れの話が多くなることは避けられない。悲しいけど、じゃなく、ただただ悲しみたい。昭和プロレスの火が消えていくのは悲しいなあ。