手に入らなくてずっと欲しかった本が完結編になって出た！
バーチャファイター1から2の前期までのムーブメントと、その時のプレイヤーインタビューをまとめた活字バーチャファイターとなっている。
一日中バーチャのこと考えている、現実世界でもコマンド浮かべて技出そうとする、閉店までバーチャして翌日起きたらまたバーチャしに行くという、まさにバーチャジャンキーな生活が当たり前のように語られている。
捻った、ちょっとクサい表現もあるけど、20代の大塚ギチだからこそ書けた文章だと思う。そしてその文章だから当時のバーチャファイターの熱が伝わってくる。この書き方でよかった。
東京の熱狂ぶりをリアルタイムで感じたことはないのに、まるでその場にいたかのように没入できる熱さがある。懐かしさを感じたいというよりは、あの頃の熱さを疑似体験したいという気持ちに読んでいるとなる。
バーチャファイターという間違いなくゲーセン文化の中で革命的だった作品の、当時の雰囲気と情熱を紙から体験できる貴重な本だと思う。
ネット通販限定だけど購入可能。
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