やらなかった後悔

やらなかった後悔のことをこの前考えていたけど、その中で自分が小さい頃父親の実家でじさまと一緒に寝なかったことを思い出した。


お盆や正月に父親の実家に行った時に、時々じさまが「今日誰か一緒に寝ねが?」と言ってくれた。その時はその言葉になんとも思わず、久しぶりに会ったいとこ達とおしゃべりするほうが楽しく、普段ごしゃいでちょっと怖くて早い時間に寝るじさまと一緒に寝ようと思うことはなかった。


それから時間が経ち、じさまが亡くなって、自分に子どもができた今の立場で考えると、子どもの頃じさまと一緒に寝ればよかったなあと思う。具体的な数字や成長として見えるものではないけれど、きっと自分の人生で大事な思い出になったと思う。
じさまと同じ空間で一緒に寝たという思い出が今になってほしい。おしゃべりはきっとしなかっただろうし、その当時は何にも感じることはないと思う。でも、今になるとその思い出がほしかった。もうできない。


やらなかった後悔は本当に取り返しがつかないと、じさまのことを思い返して感じる。やらなかった後悔は本当に減らしたい。
じさまの家でじさまと一緒に寝ればよかったなあ。ほじなしのうちの娘、いつか俺の父親ことじぃじと一晩でいいから一緒の部屋で寝てほしいな。