豊田真奈美が先週引退した。
引退試合ができる、しかも往年の名レスラーから現役バリバリのレスラーまでが揃いに揃うとなると、本当に恵まれたトップレスラーなんだなと思った。
デビューから30年も戦い続け、長年の選手生活で怪我でボロボロという中、引退試合で50人掛けマッチって……すごいとしか言いようがない。
週刊ゴング読んでいた中学校の頃から紙面を鮮やかに、激しく飾っていた豊田が引退した。
あの頃は全女、ジャパン女子、JWP、LLPW、アルシオン、GAEA、JDと男子並みに乱立し始めていたとはいえ、どの団体にもスターがいて各団体に絶対的なエースがいた。そんな中でやっぱり女子プロといえば全女だなあ。
嗚呼こうやって自分の青春が一つ閉じられていくのだな。
青春というのは情熱を持っていることだと個人的には思うので、正確に言うと、こうやって自分の思い出がまた一つ完全に過去のものとして固まったのだと思う。消えるのではなく、固まっただけ、しっかりと残っている。
女子プロ含めプロレスに改めて感謝。
飛翔天女・豊田真奈美さん、お疲れ様でした。
