星がとっても綺麗ですね(夏目漱石ちょい改変風)

年明けまでの暖冬から一転、最近は本当に冬らしい気候になっている。地元を思えば寒いだなんて言えないけれど、寒いものは寒い。そんな最近の楽しみは夜空。


最近は夜もシャキッとした空気なので、夜や早起きして日が昇る前に空を見上げると本当に星が綺麗に見える。田舎で周りに高い建物がないので遮るものがほぼなく、見上げれば辺り一面の星空を独り占めできる。ずっと見ていると錯覚に陥っているのか、とても近いところに星があるような気分になり、次第に星が大きくなっているようにさえ感じる。


眺めているうちに小学校の時習ったかすかな星座の知識を思い出し、あれが北極星で、あの星の並びは……と星座探しに興味がうつる。遥か昔の人も同じように夜こうやってただただ空を眺めていたんだなあと思うと不思議な気持ちになる。


夜も、早朝も空を眺める。暇なのか、多少気持ちに余裕があるのか。私の場合余裕がないと空を見上げるなんてことはまずしないので、気持ちに余裕がある気がする。空を見上げても別に何かが変わるわけじゃないけど、頭の中のどこかがワクワクとしてくる。また楽しいこと一つ、見つけた。楽しい。