おいしい葡萄の旅へ!

東京ドーム参戦!まさかのG参戦!「灼熱のマンピー!!」以来の生!東京ドームでのライブは初体験!


ネタバレはしないけど、ライブに行った人全員が思ったのが1曲目の「えーっ!」だと思う。あれは全く予想できなかった。もちろん曲は知っているし歌えたけど、イントロが流れた時に本当にあの曲をやるとは理解できず、えっ、えっ、えっーと思っているうちに桑田さんの歌声だった。
2015年に最新のサザンが聴けること、そして一緒にライブに行けた人たちと東京ドームにいるということに、曲はコテコテロックなのに涙が出てきた。


そこから始まるおいしい葡萄の旅。豊潤、旨味、甘み、広がり、最高の葡萄だった。最新アルバムの『葡萄』中心のライブになるのは予想出来ていたけど、あっと驚くような昔の曲も演奏され、昔のサザンも最新のサザンもたーっぷり楽しめた。
終盤にかけての怒涛のアップラッシュはもう興奮と体力のぶつかり合いで、記憶が飛んじゃうような熱狂の渦だった。あれやらこれやらと、特効なしでも盛り上がる曲が、さらに特効で勢いづくんだからもう最高。


アンコールも含めて、最高すぎる時間だった。一曲だけネタバレさせてもらうと、『顔』は今回のライブで改めて惚れ直した。「沖のほうであがく我見て 何度も笑った若輩の坊」など、この節にこれだけの歌詞入れ込めるかというすごさ、誰にも書けないであろうこの歌詞、歌詞に負けないくらい個性的なメロディと、興奮というか感心しながら聴いていた。そしてこの曲を作った時の桑田さんが29歳という事実。すごすぎる、20代で『顔』作ったのかよ。


とにかく素晴らしいの一言。胸いっぱいの愛と情熱と感謝をサザンへ。ありがとうサザンオールスターズ