権威ある賞といってもいいと思う

第3回である2006年の本屋大賞はリリーさんの『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』が受賞。各方面でとても話題になったから当然といえば当然かもしれないけど、やっぱり個人的には重松清の『その日のまえに』に受賞してほしかった(ちなみに5位)。
去年読んだ本で一番良いと思った本が『その日のまえに』だった。1ページ1ページ読むごとに心震え、最後には涙が止まらず、今後どう生きるべきか考えさせられた。
自分にとっても大切な一冊になったし、多くの人に読んでもらいたいとも思う。
第1回の『博士の愛した数式』、第2回の『夜のピクニック』ともに読んだが非常に良い作品だった。だから今回の『東京タワー』もいい作品のはず。出版に対する賞は乱立とっていいほどたくさんあるが、本屋大賞はその賞の価値が確かにあると思う。
実はちょうど今『東京タワー』を読み始めるところだ。第3回もじっくり読もう。

本屋大賞

その日のまえに

その日のまえに