2008-07-21から1日間の記事一覧

『僕たちのミシシッピ・リバー 季節風・夏」を読んだ

季節風・春に続き夏。構成は同じで短編。短編は連作になっているというわけではなく、季節を共通のテーマとしている。 数十ページの中に、夏の情景、人の気持ちの揺れ・すれ違い、切なさ、書かれていないけれど伝わってくる思い、そして温かさが詰まっている…

『ゴールデンスランバー』を読んだ

本屋大賞・山本周五郎賞に選ばれたのは納得。この作品で直木賞候補に選ばれたものの、執筆に宣言したいという理由で断ったらしいが、断らなかったら受賞していたと思う。 緻密な構成、張り巡らせてある伏線、最後まで飽きさせない展開と、素晴らしいエンタメ…

『ニッポンの課長』を読んだ

銀行、はとバス、おらが町の課長、甲子園のアイドル・バンビ坂本などいろいろな「課長さん」21人のルポ。 様々な会社の課長さんの姿を見て、なんとなくしかわからない「課長」というポジションが前よりはわかったような気がした。楽してなれたわけじゃないし…