三沢光晴命日

今日はプロレスラー三沢光晴の命日。今年も6月13日が来た。


試合中倒れるというニュースを見たこと、その後訃報を知って泣き崩れたこと、それからしばらくの間は思い出しては泣くが続いたこと、約一ヶ月後にお別れの会で献花をしたことと、あの年の一ヶ月くらいのことは今でもすぐに思い出せる。それくらい自分にとって衝撃的すぎることだった。


子どもの頃にファンになってからずっと憧れて、心を揺さぶられて、励まされて、自分を熱くしてくれた人が突然亡くなった。それはあまりにも信じられないことで、受け入れがたいことだった。


毎年この時期が近付くと、全日本やノアで激闘を繰り広げた三沢の姿を思い出す。もし三沢が生きていたらと想像する。亡くなった人を思い出すこと、思うこと、忘れないことが、その人を好きだった人ができる唯一のことなのかなと思う。
自分は絶対に忘れない、思い出す、思う。三沢光晴というスーパースターがいたこと。三沢光晴にどれだけ心が助けられたことか。三沢光晴がどれだけファンに光を与えたことか。
倒れても立ち上がる。実際に自分の身に倒れるようなことが起きた時は、立ち上がるのはものすごくきつく、諦めそうになる。もちろん心に余裕もない。でも、そんな時でも三沢光晴を思い出して、少しだけ頑張れるように心を持ちこたえる。それができる、それが三沢光晴が教えてくれたこと。


三沢光晴という素晴らしい不世出のプロレスラーがいたこと、これからも忘れない。今年も三沢光晴を思う。