暗闇隠密散歩の季節

最近は寒すぎるので朝はランニングではなく散歩をしている。そう、毎年恒例の冬季の暗闇隠密散歩。まだ日が昇る前に暗い町の中を散歩する、ただそれだけ。


そんな暗闇隠密散歩をしていると、落ち葉拾いをしている人を見かけた。しかも別々の場所で二人。暗いのでよく見えなかったけど、恐らく年配の方だった。早朝の寒い中、周りに誰もいない中で道路の落ち葉を拾い集めている。ボランティア活動なのか自発的に個人でやっているのかはわからないけれど、素晴らしいことをしているなと感心した。


そんな光景を見て、いや、もしかして、落ち葉拾いをしているように見せかけて実は小型センサーやカメラを町の至る所に設置しているのではないか、それらを使って町の気温から人の流れまであらゆるデータを取っていつか恐ろしいことに使うのではないか……なんてことを勝手に妄想していた。早朝の暗闇の中、一人でただただ歩いているとこんな妄想も捗ってしまう。


暗闇隠密散歩、今季は妄想を頑張るかな。早朝から何やってんだ、俺。