『婦人の肖像 (Portrait of a Lady)』を聴いた

原坊こと原由子の31年ぶりのソロアルバム。発売前日にゲットして朝のランニングなどで毎日聴いているけど、いいねえ。ヤバいね原由子てえ奴は。


原坊は桑田さんの、そしてサザンの精神的支柱だなと改めて感じる。原坊の歌声を聴いていると気持ちがすーっと軽くなり、ほのぼのとした気持ちになる。曲調は速いテンポのものもあればゆっくりしたものもあるけれど、どれも原由子の声とメロディだとしっかり伝わってきて、心に優しい元気が溢れてくる。


冒頭の『千の扉~Thousand Doors』からしていい。「『歩』くという文字は『少』しは『止』まれって書くんだよ」という歌詞が原坊の歌声で聞こえた時に、とてもストンと胸の中に落ちてきた。多忙な日々の中で原坊のアルバムを聴く余裕が持てればまだ大丈夫かな。


10曲入りアルバムなのに原坊の歌声を聴いているとあっという間に聴き終わっている。それくらいゆったりとした世界に深く溶け込ませてくれる魅力があるのだと思う。いいアルバムだ。
今でも新しい音楽を聴かせてくれる原坊に感謝。夢をアリガトウ