秋の草木の匂いはなんかいい。真夏に比べるともわっとしておらず控えめなんだけど、シュッとした芯の強さを感じられる。夏より抑えていて、でも鋭い、うーん、このニュアンス、うまく表現できない。でもこの匂い、なんかいい。なんか好き。
早朝まだ真っ暗な中ランニングしていて周りがよく見えなくても、匂いは変わらず放たれている。そのせいか、秋は特に嗅覚が敏感になっている気がする。
早朝の草木の匂いもいいけど、夕方5時過ぎの日が暮れてきた時の町全体を覆う匂いも好き。一日の終わりを全て包んでくれるような、なぜか懐かしい匂いがするので積極的に外の空気を吸おうとなる。
秋は食べ物やスポーツもいいけど、匂いがやっぱり一番いいねえ。もう二度と来ない2022年の秋を精一杯吸い込みたい。